定年後に再雇用した高年齢者を、企業が有期契約を更新しながら働かせられるようにする「有期特別法」を、厚生労働省が通常国会に出す方針を固めた。今のルールでは、同じ職場で5年超働けば、労働者が期限のない働き方を選べるが、ずっと有期契約のままにできる「例外」をつくる。
厚労省が24日、与党に特別法の概要を示した。2015年4月施行を目指す。
高年齢者をルールの例外にするよう企業側が求めていた。再雇用後の無期雇用への転換は、二つ目の定年がなければ、高年齢者をずっと雇い続けなければならず、企業にとって想定外。一方、優秀な人材は長く抱え込みたい。特別法で無期転換を避けつつ、ずっと雇うこともできる。再雇用した人を5年でいっせいに雇い止めすることを防ぐ効果も見込まれるという。 (25日朝日新聞記事より抜粋)
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現行法だと、60歳定年の会社なら65歳で、65歳定年なら70歳で無期契約への転換権が生じるのですね。どれだけの人がその年で権利を行使するのかわかりませんが、行使すれば法的には有効となるのなら、法の不備のようなものだと思います。