「もっと自分で考えて動いて欲しいなぁ」そう思ったことはありませんか?
自分で燃えて自分で動き自分で成果を上げるような「自律型人材」は中小企業ではなかなか採れません。中小企業は「人事のやり方」を大企業とは全く別の基準で考える必要があります。
人事は「採用」「教育」「評価」の3要素で考えます。
仮に100万円を投資し業績アップを図るなら、どこに投資しますか?
「採用」はこの人手不足の中、お金をかける効果があまりありません。そもそも中小企業に応募する人自体が少ないからです。効果がゼロとは言いませんが極めて限定的でしょう。
中小企業は「教育」にお金と時間を注ぎ込むべきなのです。採用に限界があるなら「今いる社員を戦力にすること」に全力を挙げるべきなのです。
「2・6・2の法則」を聞いたことがおありでしょう。「優秀な人材」と言われる、自分で燃えて自分で動き自分で成果を上げるような自律型人材は採用市場の中でも2割ほどと言われています。これらの人たちは大企業に行ってしまうため、中小企業はせめて「まともな人材」(真ん中の層)の上位を狙って採用し、「優秀な人材」になるよう会社で育てていかなければなりません。それが「教育」です。
この層の人材は、「仕事を任せれば勝手に育つ」といった大企業基準の教育は向きません。
コーチングだけでは良くなりません。会社が火をつけてあげて、良い行動をさせ、その行動が『習慣』になるまで導いていってあげるのです。
ここでのポイントはまず先に「行動」させることです。思考より先に「行動」が来ます。行動を続けることで良い思考になるのです。
はじめは「やらされ感」があったとしても、それが習慣になると「無意識に出来る行動」に変わります。
社員研修を1回だけ行っても、一瞬燃え上がってまたすぐ元に戻ってしまいます。
良い行動を「習慣」にするには、社員研修を「点」で行うのではなく、「線」でプログラムを組む必要があります。
人は習慣になるのに4~6ヶ月かかると言われています。つまり社員研修は「4~6ヶ月を1カリキュラム」として組まなければならないのです。
そうは言ってもどう習慣づけるのか、そのノウハウが無い中小企業様のために、熊谷綜合労務事務所では習慣づけに重点を置いた社員研修プログラムを提供しています。
ちまたにある社員研修は、ほとんどがPDCAで言うところの「Plan」です。
当事務所の用意する社員研修は「Do」を継続的に「Check」し続けることで習慣化させることに最も重きを置いています。