厚生労働省が30日に発表した、2012年3月に大学を卒業した就労者の離職状況調査によると、新卒から3年以内に就職先を辞めた人の割合(離職率)は32.3%だったそうです。
前年調査から0.1ポイント低下しましたが、3年連続で30%を超えたことになります。
10人入社したら3年以内に3人辞める。やっぱり多いのでしょうか?
よく「前向きな退社理由がなければ辞めるべきじゃない」と言われますが、そんなことないと思います。今の会社が嫌だ、今の仕事が嫌だでもいいんじゃないでしょうか。大事なのは辞めた後ですから。
それに、たまたま入った会社がものすごい長時間労働の超ブラック企業だったら、前向きな理由なんて考える余裕ないと思いますから、逃げるように辞めていけばいいんです。命が何より大切。
私も新卒で入った会社を1年目で辞めました(睡眠時間が3~4時間しか取れませんでしたから)。職を転々とすればするほど就職しづらくなるというのは、その通りですが、それもその人の人生の積み重ねです。その経験を活かせる生き方もあると思います。何も人に雇われるだけが仕事じゃありませんしね。
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