昨日から始まったドラマ「エイジハラスメント」、職場の様々なハラスメントを扱うということで早速見てみました。

 ドラマなのでオーバーなのは当然ですが、それにしても色んな出来事が起こり過ぎです(笑)。

 

 まず、皆どうしてそんなに総務部への配属を嫌がるのか? そこの説明がちゃんとされてなかったので不可解でした。主人公も課長も、総務への配属が決まった瞬間怒りに手が震える(笑)。絶対に必要な重要な仕事だと思うんですけど。全国の総務で頑張ってる人が不愉快に感じたのではないか?

 

 このドラマでは「エイジハラスメント」という言葉を、「若い女性をちやほやすることで年配の女性に不愉快な思いをさせること」と、逆に「若い女性という理由だけで男性の接待的な仕事をさせ、本人に不愉快な思いをさせること」として演出してるようでした。後者はセクハラという言葉の方が近いかもしれません。このドラマほどオーバーでなくても、どこの職場でもあり得ることなんでしょうね。

 

 個人的に興味深かったのは、主人公の武井咲と上司の稲森いずみの次の会話でした。

 

武井咲「若いからという理由だけの仕事しかさせてもらっていません。もっと仕事をください」

稲森いずみ「若いという以外にあなたに何のスキルがあるの? 新入社員のうちは言われたことをただ黙ってやりなさい」

 

 武井咲が、男性上司にお茶を出すとか、受付で着物を着せられるとか、若い女性だからこその仕事ばかりさせられている現状に不満を感じて直訴した言葉なんですけど、稲森いずみの言うことにも一理あると思うんですよね。「若い女性」という理由はセクハラになるのでどうかと思いますが、「若い」という理由は新入社員が持つ唯一の武器ですから。(技術も知識も経験もないが、逆に先輩社員にない武器です。強みを生かして仕事をするという意味では、存分に生かすべきところです)

 

 もちろんこのドラマで主人公にやらせている仕事内容はあまりよろしくないものですが、まだ社会のことがわかっていない新入社員が、自分の価値観であの仕事は嫌だこの仕事は嫌だと言うのは、自分の可能性を狭めてしまうという意味でもったいない。将来、何が自分に向く仕事になるのかわかりませんから。入社1年目はただ黙って言われた仕事を全力でやれというのは、その通りだと思います。

 

エイジハラスメント(テレビ朝日)

http://www.tv-asahi.co.jp/age/

 

 

 

 

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