厚生労働省は、「ハローワーク求人ホットライン」を開設するなど、ハローワークで公開している求人票の記載内容と、実際の労働条件が異なる場合の対策を強化すると発表しました。
平成 24 年度に全国のハローワークに寄せられた申出で、求人票の記載内容と実際の労働条件が違うといった申出は 7,783 件で、申出の内容の上位は、賃金に関することが 2,031 件（ 26 ％）、就業時間に関することが 1,405 件（ 18 ％）、選考方法・応募書類に関することが 1,030 件（ 13 ％）だったそうです。
このような状況を踏まえて、以下のような対策を取ることとなりました。
①「ハローワーク求人ホットライン」の開設
ハローワークの求人に関する、求職者や就業者からの申出を全国一元的に受け付ける専用窓口を３月24日（月）から開設（03－6858－8609）。
②ホットラインへの申出について、事実確認と必要な指導などを徹底
労働基準監督署や日本年金機構、都道府県の消費生活センターなどと連携を取り、該当企業に対して事実確認と必要な指導などを行う。
ホットラインの設置によって、情報提供が増えることが予想されます。企業としては求人票の内容に誤りがないかなど、再度注意を図る必要があります。
