大ヒットドラマ「半沢直樹」 観ていた方も多いと思います。私も夢中になって観ていました。
さて、10月からとても注目しているドラマがあります。日本テレビ系列「ダンダリン」というドラマです。なんと、労働基準監督官のお話だそうです。
「労働」がテーマのドラマは非常に珍しいですね。ずいぶん前(7~8年前)に、2時間のスペシャルで労働基準監督官を主人公にした単発ドラマをやっていたのを覚えていますが、近年ではそれくらいじゃないでしょうか。でもそのドラマも、前半は労働問題に切り込んでいたのが、後半はなぜか会社で殺人事件が起きて捜査するという、ただのサスペンスドラマに変わってしまいました(笑)。いかに、「労働」をドラマにするのが難しいかということだと思います。
「ダンダリン」は原作のマンガがあるんですね。どんなストーリーなのか、注目です。今年は、ワタミの影響か「ブラック企業」が流行語になりそうなくらい流行っていますので、案外視聴率がいいかも。
ただ一つだけ心配事が…。社労士が”ブラック士業”のような描かれ方で登場しないかということ。知名度が上がるのはいいけど、労働基準監督官がブラック企業を追及する話のようなので、ブラック企業を擁護するみたいな悪役で描かれると、悪いイメージが国民に広まってしまいます。悪役で登場させるなら、そうじゃない社労士もちゃんと出してほしいです。もし悪い描き方で出してきたら、社会保険労務士会は会長名で正式に抗議して欲しいですね(笑)。10月2日から、札幌でも放映される…と思います。