北海道労働局長の諮問機関・北海道地方最低賃金審議会は7日、道内の2023年度の最低賃金(時給)を現在の920円から40円引き上げ、960円にすることを友藤智朗局長に答申しました。引き上げ額は3年連続で過去最高を更新。新しい最低賃金は公示期間などを経て、10月上旬から適用される見通しです。

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とうとうここまで来ましたね…。来年には北海道も1000円台でしょうか。

物価が上がっているので最賃も大幅に上げるべきだという主張をよく耳にしますが、残念ながら社会保険料も上がっているので手取りはそれほど上がりません。

一方で健康保険の扶養に入れる基準「106万」「130万」の壁は、手取りでなく額面で見るので、最賃が上がる分勤務時間を減らす必要が出てきます。

ただでさえ人が採れない中、時間調整のため従業員が出社できないのです。

中小企業にとってはただただ支払人件費だけが上がり続ける状態。

最賃を上げ続けるだけでなく、国民生活全体を見てバランスよく政策を実行して頂きたいものです。