求人を出しても応募が全然来ない!と言っている経営者さんに詳しい話を聞くと、年中求人広告を出していたりします。

年中人手不足なんだから年中求人を出すのは当たり前だと言われるかもしれませんが、ずーっと出てると「ブラックな会社なんじゃないか」と会社名を覚えられ、より人が来なくなってしまいます。

じゃあいつが良いかというと、転職者が増える効果的な時期を狙って出すのが良いと思います。

私が以前、求人会社の方から見せてもらった求職者数の推移グラフによると、正社員希望の求職者が最も増えるのは2月下旬~3月でした。4月からの転職(就職)に向けて探し始めるのでしょう。1年の中で飛び抜けて多かったです。

大手転職業者がサイトで公開しているグラフでは、1月下旬頃から増える感じになっていますが、北海道では少し違うようです。北海道の人は、雪がそろそろ溶ける2月下旬くらいから、何か新しい行動を始めようという心理になるのでしょうか。

(なおパート・アルバイト希望の求職者は更に遅く、3月に入ってからググっと増える感じでした。)

いずれにしても「4月入社」を狙って求人広告を出すのが、最も効果的だということになります。

その他の時期では、賞与支給後のタイミング(7月、1月)が増える傾向にありました。

逆に11月~12月あたりは非常に少なかったです(これから雪が積もっていくタイミングで、守りに入りたいという心理的な側面が推測されます)。

ちなみに私が求人会社の方にそういう資料を見たいと頼んだ時、結構渋られました。求人会社さんとしては、特定の時期に求人広告が偏ってしまうのが嫌なのかもしれません。求人を出す側がしっかりと「何月に出したい」と伝える必要があるでしょう。