雇用調整助成金の特例措置は、現在のところ4月末日をもって終了し、5月・6月からは支給率や上限額を下げる「段階的縮小」に入るということまで決まっています。

5月以降の雇用調整助成金の特例措置等について|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

この根拠としては、2月12日に厚生労働省から発表された「新たな雇用・訓練パッケージについて」の中で、「雇用調整助成金等については、緊急事態宣言が全国で解除された月の翌月末まで現行措置を継続すること」とされたことから来ています。

新たな雇用・訓練パッケージについて|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

この理屈から行くと、今般首都圏および関西圏に緊急事態宣言が出されたことにより、現在の特例措置が5月以降も続くと考えるのが自然です。

しかし厚生労働省からその発表がありません…。もう4月も終わろうとしているのですが。

雇用調整助成金のサイトにも「決定次第、お知らせします」と書いてあるのみ。

雇用調整助成金(新型コロナ特例)|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

雇用調整助成金は原則「計画に基づいて休業を行う」こととされ、労働組合または労働者代表と休業計画の協定書を締結しなければならないのですが(労働局の助成金窓口でも「事前に協定書を締結しなければなりません」と指導されます)、5月がどうなるかわからないため計画が立てられない状況になっています。

このような混乱した状況の中、GWを迎えることになりそうです。

しばらくは先の見えないトンネルの中を頑張って歩いていくしかなさそうです。