今日の閣議で、雇用保険料率の4月からの引き上げが閣議決定されました。

現在の一般事業の保険料率は労使合わせて賃金の0.9%。これが4月に0.95%、10月に1.35%へ引き上げられます。

新型コロナ感染拡大雇用調整助成金の支給額が膨らんでいたので、引上げは時間の問題と見られていましたが、予想どおり。

ただ記事によると与党内で今夏の参院選前に負担増を求めることに慎重論が広がり、いきなりの引上げでなく段階的な引き上げにしたとのこと。事実だとしたらちょっと姑息ですね笑。

それにしても雇調金の特例措置が始まって丸2年。一体いつまで続けるのか。この引上げにより、利用してる企業は一方で助成金を受け一方で雇用保険料の負担が増えるというカオスな状況になってきました。雇調金は所詮対処療法に過ぎません。いくらなんでも給付で一時的な止血をする段階は過ぎてると思います。