社長は明確な経営理念を持ち、それに基づいて、会社は運営されていますが、従業員も、その意識をしっかり共有し、各自がその理念に基づき、日常業務レベルにまで落とし込んで作業できているでしょうか。
日常業務において迷いが生じるとき、いつも社長の経営方針に従った選択を行うことを徹底することで、「会社」という船は社長の目指す方向に進んでいきます。
しかしながら、会社のビジョンが明確でないと、従業員は、自分たちの乗っている船がどこに向かっているのかわからず、不安を感じるものです。また、ビジョンが明確であっても、従業員と共有が出来ていなければ、従業員は会社に対し疎外感を感じてしまうものです。
人は誰もが、「自分の存在を認められたい」と考え、労働を通じた社会貢献を図ることによって、自己肯定感につながるものです。同じ目的を持ち、目的を達成することによって、役に立っている実感が得られ、自分の努力が、相手の喜びにつながり、共有意識が生まれていくものです。
「給料を払ってればいいだろ」というだけの姿勢は、従業員にも必ず伝わるもので、そのような社長のもとでは、「言われたことだけやっていればいい」という誤ったサインを従業員に与えかねません。
従業員が「自分のために、会社理念に基づいて、その一員として働いている」のか、「仕方なく働いてあげてる」なのかでは、日常業務レベルにおいても、その差は、大きく変わってきます。
「働いてあげてる」ではなるべく仕事や責任を増やしたくないという意識になりますし、「自己実現のために働いている」という意識のもとでは、積極的に業務に取り組もうと考えるものです。
各自が、会社の問題を自分の問題に置き換えて考える習慣をつけることで、会社は自ずと強くなっていきます。
社長と社員の認識のギャップを埋めることが大切です。
「会社として利益を出すこと=社員の自己実現」が一致したとき、会社は最大の力を発揮していきます。
お互いに、「WIN-WIN」を築くために、当事務所でお手伝いをさせていただきます。