昨日開催された第42回中央最低賃金審議会で、今年度の地域別最低賃金額改定の目安について答申が取りまとめられました。

 この答申は、今年の7月1日に開催された中央最低賃金審議会で、厚生労働大臣から今年度の目安についての諮問を受け、「中央最低賃金審議会目安に関する小委員会」を設置して5回にわたる審議を重ね、「目安に関する公益委員見解」等を取りまとめ、地方最低賃金審議会に示すものです。

 

 各都道府県をAからDの4ランクに分け、Aランク19円、Bランク15円、Cランク14円、Dランク13円を改定の目安としました(昨年はAランク19円、Bランク12円、C・Dランク10円)。

 

 今後は、各地方最低賃金審議会で、この答申を参考にしつつ、地域における賃金実態調査や参考人の意見等も踏まえた調査審議の上、答申を行い、 各都道府県労働局長が地域別最低賃金額を決定 することとなります。

 

 北海道はCランクで、現在734円ですので、もしこの答申通りなら、748円になることになります。現在、生活保護水準を11円下回っていますが、解消されます。答申通りなら全国すべての都道府県で、生活保護水準との乖離が解消される見通しになります。

 

 


[top]

Leave a Reply

メールアドレスが公開されることはありません。