政府・与党は、所得の高い一部の労働者を労働時間規制の対象から外す「高度プロフェッショナル制度」の導入を柱とする労働基準法改正案について、今国会での成立を断念する方針を固めました。野党などが強く反対する中で強引に審議すれば、参院での安全保障関連法案の審議にも影響しかねないと判断したもようです。
この法案は10年ほど前から、名前や中身を変えながら亡霊のように出ては消えを繰り返しているので、あぁまたかと驚きは無いです。
今の政府は安保法案にまい進しているので、労働法制は二の次なのでしょう。
なお労働者派遣法の改正も今国会での成立が微妙のようですね。
法案の名前ですが、政府は「高度プロフェッショナル制度」と呼んでいるにも関わらず、いまだにどのニュースも「残業代ゼロ法案」と呼んでいるのが面白いです。
こっちの方が浸透しているので、もうこうした方が良いと思いますが…。
札幌の社労士（社会保険労務士）のブログ
